足立区勤労福祉会館・第二洋室にて、越水清江名誉本部講師を迎え、「秋の季節のデザイン~紅葉色のアレンジメント~」をテーマとした講習会を開催しました。残暑とコロナは収まり始めましたが、インフルエンザが流行しており、依然として感染に気を付けながらの開催でした。最初にラッピングペーパーやシサル麻、波型ワイヤーやタッセルなどの飾りを使ってテューテを制作。テューテはドイツでキャンディや果物類を入れる円錐形や三角の袋ですが、サイズやシルエットは参加者一人ひとりの個性が出て、テューテを作るだけでも楽しんでいるのが伝わりました。花材はヒメヒマワリ・野イバラの実・マトリカリア・紅葉ユキヤナギなどで、テューテを含めて秋の紅葉色に仕上げます。そして、そこに加えたタラスピ(ナズナ)のきれいなグリーンが花束をいきいきと彩りました。道端にも生えているナズナが花材として可能性を持つことがわかり、勉強になりました。ほぼ柔らかな花材で制作しましたが、秋という季節の一部を切り取ったような作品になりました。講師が参加者の中に入って笑顔でレクチャーするなど、楽しく和やかで、有意義な内容の支部事業が終了しました。
記/松丸葉子