徳島県立中央テクノスクール「ろうきんホール」(徳島市)にて、平成29年度徳島県支部総会及び付帯事業を開催しました。支部総会では本部施策のDVD視聴後、本部出向役員の米川慶子常任理事より詳しい説明がありました。付帯事業では川本陽子NFD講師を迎え、「季節の花をいける」をテーマにデモンストレーションを行いました。初夏の爽やかな印象を持つ花材から、個性的で魅力溢れる作品の数々が披露されました。その中で特に印象的だったのは、浮かんでいるように挿されたクロユリと赤い糸で構成された、色のアクセントが効いた作品。そこには、アイヌ民族の伝説で「恋の花」の意味を持つクロユリを恋を結ぶ「赤い糸」で結ぶというストーリーが込められているとのことでした。また、花材の丁寧な扱いから、植物を大切にする思いやりや真摯な姿勢が垣間見え、あらためて勉強になりました。
記/山蔭真紀