まだまだ寒い日が続いておりますが、木々や草花からは少しずつ春の訪れを感じるようなってきました。
自然界ではもう春の準備を着々と進め その時を待っているようですね。
そんな小さな草花たちを使ってバルーンで作ったバスケットの中にPOPで可愛らしいアレンジメントを制作してみましょう。
<資材>
風船
毛糸・刺繍糸(2022春夏トレンドカラーのブルーを使用)
木工用接着剤
ペットボトル(今回は1リットルのサイズを使用)
モス付きネット(代替品としてラッピングペーパーなどでも可)
ハサミ
水
プラスチック製の器
スプーン
<花材>
ブルースター
ルピナス
リモニューム(ペレジー)
セネシオ
ユーカリポポラス
ハーデルベリギア(白と紫の2種)
球根付きムスカリ
<作り方>
ペットボトルをカットして底の部分に吸水フォームをセットします。
フォームを隠すためにモス付きのネットを周りに巻きます。
モス付きのネットはフォームが隠すためのものですのでラッピングペーパーなどお手持ちのものを使っても大丈夫です。
木工用接着剤の量に対しての約3倍の水を入れてスプーンなどでよく混ぜ溶かします。
種類別の糸をそれぞれ接着剤を溶かした水にたっぷりと浸し、液が垂れない程度に軽く絞ります。
最初に太い糸(毛糸)から巻いていきます。
膨らませた風船の結び目の部分に毛糸を結わいて全体にバランスよく巻いていきます。
風船は伸縮性がありますので、少し強めに巻くとズレを防止することができます。
また、緩んでしまった場合は別の毛糸で結び整えても大丈夫です。
毛糸でベースが巻き終わったら、次にさまざまな色の刺繍糸で巻いていきます。
ところどころ毛糸に巻き絡めると留まりやすくなります。
今後の工程で、フォームをバルーンバスケットに入れますのでフォームの入れやすい大きめのスペースを作っておきましょう。
また小さいサイズのスペースで疎密感を作りバスケット全体にメリハリを持たせることもできます。
糸が緩んでしまった場合は別の糸で結わいたり、絡めて整えることもできます。
できるだけたるみのないように巻き、糸の最後はすでに巻いてある糸に結びます。
糸が乾くまで吊り下げてしっかりと乾燥させます。(温度にもよりますが、今回は3時間ほどかかりました)
風船を少し押さえると伸縮してパリパリと糸が剥がれていきます。剥がれにくい部分がある場合には風船と糸の間に指を入れて剥がしてください。
すべての糸が剥がれたら風船を割ります。(風船を少し引っ張りながらハサミで切ると音もせずスーッと空気が抜けます)
風船を取り全体的に形を整えたら、大きめにあけておいたスペースから吸水フォームを入れます。
春の花々を使ってバルーンバスケットの中にアレンジをします。
ポイントはアレンジとバルーンバスケットとの空間があることです。
この空間がしっかりあるとアレンジメントがきれいに見えますのでバランスを考慮して作ってみましょう。
風船のサイズを変えたり、巻き付ける素材を変えると
また違った雰囲気のアレンジメントを楽しむことができますのであなたのオリジナルで試してみてください。
Flower Designer
徳田 春美 TOKUDA Harumi
NFD本部講師 東京城北支部
花ファッションデザインチーム