マイナスしていくことで、新しい姿が見つかる。
モノと情報で溢れる現代において、削ぎ落としていくことで、見つかる新しい姿がきっとあると思っています。
日本の文化の一つである、削ぎ落とすことで生まれる空間やモノへの美意識。
竹の一部を「削ぎ落として」いくことで、新しい表情の生まれた器。
1960年代のアメリカで登場した、むやみに装飾的趣向を凝らすのではなく、シンプルに最小限の「ミニマリズム (Minimalism)」という考え方でシンプルにまとめた花々。
さらに、グリーンの表皮を削ぎ落とすことで、竹の風合いは保ちつつ、優しいマカロンカラーとの相性を考慮しました。
何かを作ろうとするとき、一度立ち止まり、マイナスしていくことも、デザインの中では、必要な要素だと思います。
<花 材>
・バラ オールドファンタジー
・オキシペタラム ブルースター
・ヒヤシンス
・ホワイトレースフラワー
・マーガレット
・オンシジウム トゥインクル
・ワイヤープランツ
REPORTER
金澤 忍 Shinobu KANAZAWA
NFD本部講師 長野県支部
花ファッションデザインチーム