7月 もうすぐ夏がやってきます。木々の緑がきれいな季節です。
各地では七夕祭りが開催され、お出かけになられる方も多いのではないでしょうか。
七夕は五節句の一つ。
天の川の両脇にいる牽牛星(けんぎゅうせい/アルタイル)と織女星(しょくじょせい/ベガ)が
年に一度7月7日の夜に会えるというロマンティックな伝説ですね。
そんな素敵な夜の天の川のイメージから作品を作ってみたいと思います。
テーマの「共生」とは、ただ花を飾るだけではなく、他に何かをプラスことによってそれぞれの良さを引き出すという意味合いも含まれています。
身近にあるワイヤや糸などでアシストを作り花束を作ってみましょう。
<使用花材>
アスチルベ、SPデルフィニウム、グリーンベル、リューココリーネ、モナルダ、アルケミラモリス、ギボウシ、スカビオサ
<使用資材>
コットン糸、毛糸、両面テープ、フローラルテープ、麻ひも、波型ワイヤ、ビーズ、ワイヤ(#18ロング,#20)
<作り方>
1. 波型ワイヤーに1粒ずつビーズを通し、固定するように巻き留めます。ビーズとビーズの距離は長短をつけます。
2. #18と#20ワイヤに両面テープを貼り、コットン糸や毛糸を巻き、その上に波型ワイヤーを巻いて糸のずれ防止とキラキラ感をプラスします。
ビーズを通した波型ワイヤーを巻いても素敵ですね。
[この作品では、#18ロングワイヤ×2本(外枠用)、#20ワイヤ×5本(内枠用)を使用しました。]
3. アシストを作ります。
#18ロングワイヤ2本に長短をつけてコの字型に曲げ、そのワイヤーを合わせ四角形を作り波型ワイヤで固定します。
(L字型に折り曲げて四角形を作ることも出来ますが、角で留めにくいためコの字型にして直線で固定するようにしています。)
4. 次に内側を作ります。
#20のワイヤをフックやクラッチをして四角形の内側をデザインをしながら波型ワイヤで留めていきます。
空間にはビーズを通した波型ワイヤを巻き留めます。花束を作るときに花材を通すのでそのための空間も空けておきましょう。
5. アシストのベースが完成です。
6. お好みでパーツを作りオーナメントのように花束に入れてみるのも素敵ですね。
#20のワイヤで三角形を作り#20のワイヤを添えています。
7. アシストのハンドルを作ります。
#20ワイヤにフローラルテープを巻いたものを3本用意します。
できるだけ中心部分でバランスが取れる位置に固定し3本をまとめます。
8. ベースにカーブをつけてアシストの完成です。
9. それではスパイラルテクニックで花束を組んでいきましょう。
アシストは花材を通したり、ワイヤーで花を押さえ形を整えることもできるとても便利なアイテムですので活用して作りましょう。
また、ワイヤーはさまざまな形を容易に作ることが出来ますのでオリジナルの作品を作ってみてください。
Flower Designer
徳田春美 TOKUDA Harumi
NFD本部講師 東京城北支部
花ファッションデザインチーム