「共生」······ 何かと何かを共に飾った時に 美しさが出るデザイン
今回の作品は
生花 とドライフラワーの組み合わせで
春夏トレンドカラーの「pale tone」を意識しながら
ホリゾンタルの花束を製作しました。
できるだけ 身近にある素材を使いながら
少量の花材で作ることができる
花ファッショントレンドを意識した
簡単なホリゾンタルの花束です。
<使用花材>
ハボタン、セイモラレス、セイクリスティーナ、カリメロ、ブルースター、ユーカリ、ヒペリカム
<使用資材>
ドライ素材 ····· ドライツイッグ、ラフィア、 麦わら菊 など
その他 結束バンド、ワイヤ、フローラルテープ、フラワーデザイン用接着剤など
<作り方>
1. ドライツイッグ 15本程度を束状にワイヤで まとめたものを
いかだのように結束バンドで長方形に形成します
2. 花束の土台にするために1.にテーピングした#20ワイヤで足をつけます
3. ツイッグの枝と枝の隙間に茎を通しながら
全体のフォルム (水平)を意識して わずかな段付けで束ねていきます
4. 結束した後 花束を器にセットし仕上げに、
ループ状に作ったラフィアや
淡い色彩の麦わら菊(好みの分量)を接着剤でつけながら、
全体的に華やかさをプラスして完成させましょう。
ホリゾンタルの花束の場合、
生茎でフォルムを形作りながら花を組むのはなかなか難しいですが
今回のように ツイッグや 麦わら菊などドライフラワー の力を借りて
作品の中にプラスしていけば初心者でも簡単に トライできると思います。
器を変えてアレンジ にしてもいいですね♪
トレンドのテーマ「共生」は言葉にするととても難しく感じますが
身近にある素材の意外な組み合わせで
たのしみながら 作品を手がけていくと
自分でも思いがけない お花の世界が広がると思います。
Flower Designer
竹村結花 TAKEMURA Yuika
NFD名誉本部講師 愛媛県支部
花ファッションデザインチーム