若葉が目にまぶしく映る季節となりました。
お庭で育てている花や道端で咲いている花を用いて、自然な感じでデザインしましょう。
今回は、SDGsを意識して、環境にやさしい吸水フォームを使わないデザインにチャレンジしてみましょう。
自然素材の葉ものや実ものを花留めとして使い、小さな作品を並べて ひとつの作品を制作します。
<使用花材>
トクサ、タニワタリ、タイサンボク、オクラレルカ、ビバーナム・スノーボール、
ナズナ、キルタンサス、カラスノエンドウ、タンポポ、ヤツデの実、ビオラ
<使用資材>
食器(ハサミポーセリン)3種類 カクテルグラス(100円ショップで購入)
<作り方>
1. 3種類の異なった花留めを制作します。
器は、今回は同じシリーズの食器にしましたが、ガラス花器などお手持ちのものでも大丈夫です。
器は縁が真っすぐ立っているものか 少し縁が内に入っているものがとまりやすいです。
2. タイサンボク:葉を縦にカットし器の縁に葉を横に重ねて、タイサンボクの枝で留める。葉の間に花を差し込む。
タニワタリ:葉を縦半分にカットし中心の葉脈を取り除いて渦巻状にし、取り除いた葉脈で仕切る。葉と葉の間の隙間に花を立てる。
ヤツデの実:ヤツデの茎ごと器の中に入れ、器から少し実や茎が見えるようにする。実と実の間に花を立てる 。
3. タイサンボクの作品は、高さが低いので重心を上にあげるためにカクテルグラスの上に置く。
トクサは、#20ワイヤをインソーションし、3つの作品を関連付けるため、フレームのような形にする。
4. 1つずつ飾ることもできるし、縦に3個一緒に飾ることもできるので、いろいろな組み合わせで花の配置を楽しみましょう。
Flower Designer
平野 博美 HIRANO Hiromi
NFD名誉本部講師 兵庫県支部
花ファッションデザインチーム