2022春夏トレンド 薄く靄(もや)がかかったような…輪郭のぼやけた作品
2022秋冬トレンド 春夏からの反動…メリハリのあるシャープなデザイン
今回は、伐採されてドライになったニシキギの梢を
少しデフォルメした三角形のアウトラインのフォルムに構成し
生花・ドライ・実もの・装飾資材など さまざまな素材を少量ずつ組み合わせました。
<使用花材・資材>
ミニバラ
スプレーマム
オタフクナンテン
サツマスギ
ノバラの実
カシワバアジサイ(ドライ)
ニシキギ
ゴールドフラワーヘア
タッセル
ゴールドの装飾パーツ など
<作り方>
1. ドライになったニシキギを立体的なツリーをイメージして構成します。
枝先の反りのある動きを活かすために枝は天地逆にして組み合わせました。
2. 燭台(しょくだい)の上に両面テープで吸水フォーム(アクセント)を設置し1の枝を挿して自立させます。
3. 吸水フォームの表面をカシワバアジサイ(ドライ)でカバーします。
4. アウトラインを壊さない程度に下部にも動きのある実ものをあしらって全体的に軽やかに華やかに制作します。
5. 装飾としてゴールドのフラワーヘアーやタッセルなどをあしらい 作品の上部にもノバラの実やカシワバアジサイなど配置します。
6. ブルーのサンタクロースをあしらって見せ方も楽しみながら作品を完成させます。
この作品では 主に生花を使用しましたが プリザーブドフラワーに取り換えて
トレンドカラーを強く意識した作品を楽しむこともできます。
今回は枯れ枝からフォルムを構成し、身近にある花や素材の組み合わせで
絵本の挿絵に出てきそうな雰囲気の作品を手がけました。
慌ただしく過ごす毎日の中で
植物素材で手作業をしたり、花をあしらったりする時間は
自分に向き合い、自分を振り返ることができる 心ほぐれる贅沢な時間です。
手近にある素材を特別な作品へと変身させて
花ファッショントレンド2023「ENJOY~花を楽しむ~」につなげていきましょう。
Flower Designer
竹村 結花 TAKEMUAR Yuika
NFD名誉本部講師 愛媛県支部
花ファッションデザインチーム