花ファッショントレンド2022 テーマ「新しい生活スタイル × 新しい価値観にあったデザイン」
テーマカラー「BLUE ブルー」春夏カラー:薄く靄がかかったようなブルー系のニューパステル

盛夏のデザインは涼感が何よりの魅力です。

日本の「涼」を感じる青いものといえば…
私は「朝顔」「風鈴」「扇子」「団扇」「浴衣」「ビー玉」「サイダー」などを思い浮かべます。
皆さんは何をイメージされますか?

多種多様なマスキングテープの中から涼を感じるものを選んで、竹製のストローに貼り、和モダンなベースをつくります。
ブルー、グリーン系の花をあわせて、粋な感じで扇を少し広げたような花扇子をつくりましょう。


<花材>
テッセン
サルビア
マトリカリア(八重)
ヤマゴボウ(季節の枝ものでもよい)
グラマトフィラム(ラン)
バンダ(ラン)
ヒペリカム
ハゴロモジャスミン

<資材>
竹製ストロー(100円ショップやネットショップで購入できます) 20本
マスキングテープ 6~7種類
#20, #26ワイヤ(地巻きでも裸でも可)
フローラルテープ(グリーン)
アーティフィシャルの つる(生花がない場合)


<作り方>

1. 竹製ストローの2/3位の長さにマスキングテープを縦向きに前後に貼ります。

2. テーピングした#20ワイヤの先端を細めに折り曲げ、⑴のストローにフッキングします。
フックした個所はマスキングテープを巻いておくと外れ防止になります。

3. ワイヤーをつけたストローの上部をそろえて束ね、なるべく根元を#26ワイヤで結束して上からテープを巻きます。

4. 涼を感じるような器を選び、器に合わせてワイヤーの長さをカットし、器にセットします。
 ※竹製のストローが水に浸からないようにしてください。

5. 花を挿していきましょう。
最初に動きの大きなヤマゴボウ(季節の枝ものなど)を配置して全体の形をイメージします。


6. 次に器に近い部分に動きの少ない花(バンダ、ヒペリカム等)を配置します。
徐々に軽やかな動きの花(テッセン、ハゴロモジャスミン等)を入れていき、完成です。

ストローベースをアシストにして束ねれば花束にもなります。
お気に入りのペーパーでラッピングして大切な方にも涼を感じる花を届けてみてください。


Flower Designer
畑 吏江 HATA Rie
NFD名誉本部講師 京都府支部
花ファッションデザインチーム

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