2023年10月2日(月)~2024年3月28日(木)まで、カタール国ドーハ アル・ビッダパークにて「ドーハ国際園芸博覧会2024」が開催されました。
砂漠化を抑制し、持続可能な環境を確立するための革新的なソリューションについて、参加者と来場者に働きかけ、刺激を与え、情報を提供することを目的としています。中東・北アフリカ地域で初めて開催される A1 クラスの国際園芸博覧会です。
日本は、「Green Gift from Japan(日本からの緑の贈り物)」をテーマに、花き・園芸及び造園業界等関係者の協力を得て、日本が誇る高品質な花き及び花き文化や、先進的な造園・緑化技術の展示を行い、NFDも協力した屋内出展には、約200,000名が来場しました。会期中に展示された日本の花き9点も「最優秀品種賞」を受賞したそうです。
閉会式では開催旗が、カタール国から次期開催国となる日本に引き継がれました。2027年3月19日(金)~9月26日(日)まで神奈川県横浜市にて開催が予定されている、「2027年国際園芸博覧会(GREEN×EXPO 2027)」への期待が膨らみますね。
NFDは、3月12日(火)から日本国屋内展示を担当し、3月10日(土)より施工に取り掛かりました。土台の制作が始まり、灼熱の太陽の下、ドーム型に作られたビニールハウスのようなパビリオンの一角で作業を進めました。熱中症と戦いながらの作業となりました。
什器の配置に悪戦苦闘しながらも、来場者の導線を意識し、歩きながら見ることを重視して配置しました。
施工期間中、カタールではラマダンに入り、太陽の出ている間の飲食が出来なくなりました。宿泊ホテルでも朝食が提供されず、作業も始められないまま時間だけ経過していきます。
そんな中、博覧会事務局のはからいで、午後2時半から作業を再開。
平面の屏風にミラーシートを貼り、立体的な花と、ミラーに映り込む花たち。
また、ミラーは見る人を映し出し作品の一部としてデザインしました。