障害のある選手が競技を通じてスポーツの楽しさを体験するとともに、国民の障害に対する理解を深め、障害者の社会参加の推進に寄与することを目的とした、障害者スポーツの祭典です。
2001年から開催され、NFDでは、第4回大会からビクトリーブーケをプレゼントしています。
丸3日間をかけて、多くのボランティアの手によってつくられるビクトリーブーケ。障害がある方でも持ちやすいよう考えられたビクトリーブーケの制作風景は、まるで工場のラインで商品を生産しているかのような姿です。 選手のその歓びに、笑顔に、涙に、花を添えたい。そんな想いと情熱が一つひとつの花束に込められています。
2024年10月26日(土)~28日(月)に開催された第23回全国障害者スポーツ大会「SAGA2024」。
NFDでは、社会貢献事業の中核として第4回大会からビクトリーブーケを贈呈し、
毎年このビクトリーブーケを貰うことを目標に日々鍛錬を積んでいる選手に喜ばれています。
今年は、10月25日(金)からSAGAパラスポーツセンター(佐賀市)にて表彰者に贈るビクトリーブーケ 1,500束を 3日間かけて制作しました。
制作1日目は 73名、2日目は 84名、3日目は 34名のボランティアが参加。
今回は5社(NHK、サガテレビ、佐賀新聞、西日本新聞、毎日新聞)よりビクトリーブーケ制作の取材が入りました。
以下のURLからぜひご覧ください。
NHK https://www3.nhk.or.jp/lnews/saga/20241025/5080018239.html
サガテレビ https://youtu.be/FMM5vdLmPU0?si=URnrFBSJYzLJHPl_
佐賀新聞 https://www.saga-s.co.jp/articles/-/1344601
西日本新聞 https://www.nishinippon.co.jp/item/n/1275528/ ※有料会員限定記事
毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20241026/ddl/k41/050/276000c ※有料会員限定記事
制作前日、会場であるSAGAパラスポーツセンターの床にシートを敷いていきます。
それから机と椅子を運び込み、作業しやすいようにレイアウト。そして、机にも透明な養生シートをかけていきます。
水やハサミを使うので、汚したり傷つけたりしないようにするために必要な作業です。
その途中で、花材が納品されます。
バケツリレーの要領で、どんどん会場内へ花材を運び込んでいきます。
翌日に制作する数に合わせて、1つのバケツでビクトリーブーケが10束できるよう花材をセットしていきます。
バケツには番号を振って、どこまで制作したか分かりやすいように工夫しています。
制作は3日間かけて行われました。連日、制作の前に、集まっていただいたボランティアスタッフへの挨拶からはじまり、続いて佐賀県支部の支部委員が、ビクトリーブーケ制作のレクチャーを行いました。
ビクトリーブーケ制作を始める前に、佐賀県支部委員によるレクチャー。工程ごとに一つずつ丁寧に説明と実演をしながら進めていきます。その様子を、ボランティアの方は真剣に聞き入っています。
説明が終わると、流れ作業で行う前に、まずは1人1束作ってみましょうと声がけをし、各レーンに分かれて作業が始まりました。
制作初日はボランティアもインタビューを受けるなど、朝から会場内が活気づいています。
花材をセット組するエリアでは、翌日に制作するための準備作業を同時進行で行っています。
今年は一般の参加比率が全体の6割を超え、佐賀県内の学校からボランティア体験として8校が参加。のべ50名以上が真剣に花と向き合い、ビクトリーブーケを制作してくれました。
さて、1人1束を作り終えたら、花を束ねるところからラッピングまでを3つの工程に分け、流れ作業で制作していきます。その他に、リボン作成、花袋へのシール貼りという2つの作業パートがあり、作業が偏らないように、休憩ごとに場所を移動していきます。最初は作るのに手間取っていた方も、時間が経つにつれスムーズに作れるようになり、笑顔も見られるようになりました。リボンをつけるところは、隣の人と協力して作るなど、和やかな雰囲気で進んでいきます。
支部委員も困っている人がいないか、ボランティアのそばで常にサポートしていました。
休憩中はNFDの本部施策説明や、フラワーデザイナーの仕事とは?という紹介とあわせて、デモンストレーションを披露。完成した作品を写真撮影するなど、会場内の雰囲気は楽しげです。
1日の最後には、自分たちの作ったビクトリーブーケを手にして、笑顔で記念撮影。
自分の作ったビクトリーブーケが選手の手に渡ることを楽しみにしつつ、手にしたビクトリーブーケも大事に箱詰めして、その想いとともに競技会会場へと届けられました。
全国障害者スポーツ大会の最終日である10月28日。
「SAGA2024」の取材のため、陸上競技場「SAGAサンライズパークSAGAスタジアム」を訪問しました。
ボランティアの方が心を込めて制作したビクトリーブーケ。無事に会場へと届けられ、メダルとともに1位の選手のもとへ運ばれます。その喜びあふれる姿をお届けします。
手にしたビクトリーブーケによって、栄冠を勝ち取った競技者をより一層華やかに彩り、栄誉を称えます。ビクトリーブーケを掲げながら、とびきりの笑顔で喜ぶ姿をたくさん見ることができました。
今回のお花も、ボランティアとして会場へ参加できない全国の皆さまより「お花一本分のエールを」という気持ちが込められた寄付金が活かされました。
来年もよろしくお願いいたします。
社会貢献を肌で実感できる事業のひとつであるビクトリーブーケ贈呈事業、
2025年は滋賀県にて開催されます。皆さまのご参加をお待ちしております。
佐賀県庁にて第23回全国障害者スポーツ大会「SAGA2024」のビクトリーブーケ贈呈式が行われました。
それを受け、佐賀県副知事の落合裕二氏よりNFDへ感謝状が贈られました。
贈呈式は終始和やかな雰囲気に包まれ、最後はビクトリーブーケを持ちながら笑顔で(佐賀さいこう)ポーズ。
各競技の優勝者を、ビクトリーブーケでより一層華やかに彩ることが、今から楽しみです。
(許可番号 SAGA2024承認第 509 号)
お花一本分のエールをお待ちしております。
を詳細はこちらをご覧ください。