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  • vol.132

    2025テーマ:新しい可能性
    キーワード:多様な価値観の尊重
    春夏カラー:ライトオレンジ×パステルカラー

    トレンドカラーのオレンジ色は暖かさや明るさを象徴する色です。
    エネルギーと活力を感じさせてくれる色であり、見た人を元気にする効果があります。

    今回はトレンドカラーであるオレンジ色をデザインのアクセントカラーとして作品を作っていきます。

    商品などの緩衝材として使われているウッドパッキンとペーパーパッキンでベースを作り、
    春の花たちを包み込んだ暖かい陽だまりのような花束を作ります。


    <使用花材>
    ミモザ、チューリップ、ジニア、SPマム、テタテート、カラスノエンドウ、トケイソウ

    <使用資材>
    ウッドパッキン、ペーパーパッキン2種類(英字、オレンジ)、ブロンズネット、#20地巻ワイヤ、スプレーのり、麻ひも


    <作り方>

    1)3種類のパッキンをほぐしておく。

    2)ブロンズネットを7目×14目でカットし、半分に折って出ているワイヤで閉じる。

    3)四角形の角を中心に向かって折り込む。

    4)#20地巻きワイヤ4本を半分に折り、3)のブロンズネットに取り付け、アシストを作る。
    (#20地巻きワイヤはペンチで挟み、折点を小さくして使うと取り付けたときにしっかり固定できます)

    5)ウッドパッキンをブロンズネットに挟み込みながらドーナッツ状に固定していく。
    (所々、スプレー糊を使って固定し、裏面や側面にも増やしていく)

    6)その上に同じようにスプレー糊をかけて英字柄のペーパーパッキンをドーナツ状にのせる。

    7)さらにその上にオレンジ色のペーパーパッキンをドーナツ状になるようにアシンメトリーに配置する。

    8)花材の葉などを整理し花束を作る下処理をします。(テタテートは球根をカットして使用)

    9)最初にミモザを配置する。

    10)比較的、動きの少ないものから束ねていきます。最後にカラスノエンドウ、トケイソウなどの蔓ものを入れ、ステムを切り揃えて麻ひもで結ぶ。

    11)仕上げにアクセントとしてオレンジ色のパッキンをふんわりと乗せて完成です。

    花器に吸水フォームをセットしたものにパッキンで作ったアシストベースを中心に挿して、アレンジメントとしても制作できます。


    畑 吏江 HATA Rie
    NFD名誉本部講師 京都府支部
    花ファッションデザインチーム

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