私たちは常に「色」に囲まれ、毎日なにかしらの「色」を選んで生きています。例えば洋服やアクセサリーなど身に着けるものから、空間を演出するときなど、色の組み合わせを意識しながら決めているのではないでしょうか。
本書は、配色で悩む人、豊かな色の世界を楽しみたい人に向けた一冊です。人の目に色がどう映るのかというしくみや、色の三属性、色のイメージなどの基礎知識に加えて、配色の基本から実践までを詰め込んだ内容になっています。作例はもちろん、配色の見本も充実していて、色彩を学びたい人にもおすすめ。組み合わせる色によって、メタリックや大正ロマン、サイケデリックなどガラリとイメージが変わり、色の持つパワーに圧倒されます。
配色はフラワーデザインにとっても重要です。本書によると、配色に必要なのは、そのモノに求められている色やイメージを読み解く洞察力と、理論的に色を選び出すための知識なのだとか。花本来の華やかさと、色の持つイメージを組み合わせて、どういうイメージにしたいのか、あるいはイメージに添う配色に悩んだときに、本書を参考にしてみてはいかがでしょうか。(蔵書番号:0003002)