よく晴れた夏と秋が混在した季節に、江東区総合区民センター・第5会議室にて、徳田春美本部講師を迎え、「アートからのインスピレーションⅡ ~エミール・ガレに魅せられて~」をテーマとした講習会を開催し、シックなアールヌーボー調のコサージを制作しました。ソフトワイヤーで蝶々を形作り、羽の部分にはスケルトンリーフを張ります。ドライフラワーの紫陽花を土台にし、そこに様々なドライフラワー、アニスやニゲラなど硬質のもの、ビーズ、スワロフスキーを重ねて作っていきます。当日は6つのグループに分けて席を配置し、講師が参加者の近くで楽しくお話をしながら、一緒に作品を作り上げていきました。接着剤の扱いやワイヤーワークもスムーズに進み、最初は「難しい」と苦戦していた参加者も、最後には全体的にゴールドの色調の豪華で繊細なコサージが完成しました。グループ同士で、和気あいあいと作品を見せ合ったりする姿や、コサージケースに入れて「売り物みたい」という声も聞かれたりと、満足のいく時間を過ごしました。グループに分け、向かい合わせの座にしたことで、参加者同士の交流もより深まった時間となりました。
記/松丸葉子
国際ファッションセンター(墨田区)Hall 2nd にて、令和6年東京城東支部報告会及び付帯事業を開催しました。コロナは5類となりましたが、引き続き衛生に気を付けて開催し、多くの会員が集いました。支部報告会では、令和5年度の事業報告・収支決算報告、令和6年度の事業計画・収支計画の報告がされ、本部出向役員の石崎弥佳理事より詳しい本部施策説明がありました。付帯事業では、長谷川典子名誉本部講師を迎え、『涼やかなテーブルアレンジメント』をテーマとした講習会を開催しました。吸水フォームを段差をつけてセッティングし、リース風アレンジメントを制作。スプレーバラ・ヒペリカム・千日紅・アストランチア・ミスカンサス・てまり草・ナズナ・ペアグラスなどピンク系の花と繊細な葉のグリーンが揃い、花材同士の空間に風が抜けるようなデザインです。アイビーやワイヤープランツで動きを加えると、涼やかな作品に仕上がりました。思わず「可愛い」という声も聞こえ、会場全体が柔らかい雰囲気に包まれました。講師も精力的に会場を回って指導し、初夏という季節にふさわしい優しい作品が完成し、参加者が喜んでいるのが伝わってきました。花・植物の持つ力を改めて感じた有意義な内容の講習会でした。
記/松丸葉子
足立区勤労福祉会館・第二洋室にて、越水清江名誉本部講師を迎え、「秋の季節のデザイン~紅葉色のアレンジメント~」をテーマとした講習会を開催しました。残暑とコロナは収まり始めましたが、インフルエンザが流行しており、依然として感染に気を付けながらの開催でした。最初にラッピングペーパーやシサル麻、波型ワイヤーやタッセルなどの飾りを使ってテューテを制作。テューテはドイツでキャンディや果物類を入れる円錐形や三角の袋ですが、サイズやシルエットは参加者一人ひとりの個性が出て、テューテを作るだけでも楽しんでいるのが伝わりました。花材はヒメヒマワリ・野イバラの実・マトリカリア・紅葉ユキヤナギなどで、テューテを含めて秋の紅葉色に仕上げます。そして、そこに加えたタラスピ(ナズナ)のきれいなグリーンが花束をいきいきと彩りました。道端にも生えているナズナが花材として可能性を持つことがわかり、勉強になりました。ほぼ柔らかな花材で制作しましたが、秋という季節の一部を切り取ったような作品になりました。講師が参加者の中に入って笑顔でレクチャーするなど、楽しく和やかで、有意義な内容の支部事業が終了しました。
記/松丸葉子
国際ファッションセンターAnnex(墨田区)にて、令和5年東京城東支部総会及び付帯事業を開催しました。支部総会では、令和4年度の事業報告、収支決算報告、令和5年度の事業計画、収支計画の報告と審議事項の承認がされ、本部出向役員の渡辺紀子専務理事より詳しい本部施策説明がありました。付帯事業では、柿本亜矢名誉本部講師を迎え、「マテリアルの可能性」をテーマとした講習会を開催しました。籠紐やアーティフィシャルフラワーのつるなどを素材に、ブルー・白・グリーンを基調とした花を使った、夏色の花束作品です。そこにパウチしたアーティフィシャルリーフを短冊のように飾り付けました。飾り付けというと、クリスマスツリーのイメージが強いですが、柔らかな花材でできた花束に更に人工物を飾り付ると、それぞれの花の間を風が抜けるようなエアリアルな仕上がりになりました。空間も花束を構成する一部であることが良く理解できました。旅先のドイツで巡り逢った花屋に惚れ込み、ドイツ語を猛勉強してその花屋に就職したという逸話をもつ講師らしく、参加者の中に入って指導するなど、熱の入った講習会は楽しく、あっという間に時間が過ぎていきました。会場は笑顔であふれ、有意義なひとときとなりました。
記/松丸葉子
タワーホール船堀(江戸川区)にて、盛岡で生まれ、知的財産として盛岡特産品ブランド認証を受けている“マーブルアート”の先駆者である、たかはしかずこ先生を迎え、講習会を開催しました。フラワーアレンジメントとは異なるワイヤーの扱いに四苦八苦しながらも、ワイヤーワークでビー玉をつないだコサージを制作しました。完成した作品は、光を集めて煌めくビー玉の花々で、それぞれ胸元やバッグなどに着けていました。参加者は、ビー玉の持つ高いポテンシャルへに驚きながらも、制作できた達成感に満ちていました。時期を鑑み、距離を保っての講習会でしたが、会場は講師の他、アシスタントの丁寧なフォローもあって、終始和やかな雰囲気で終了しました。
記/松丸葉子
国際ファッションセンター(墨田区)にて、臨時支部総会では、令和3年度の事業報告、収支決算報告、令和4年度の事業計画、収支計画の報告と、審議事項の承認がされ、本部出向役員の今野政代副理事長より詳しい本部施策説明がありました。付帯事業では小松弘典本部講師を迎え、「初夏の息吹を感じて」をテーマとしたデモンストレーションを開催。事前に制作していたアートも使用した作品ベース10点に生花を加え、楽しいお話を交えながらあっという間に作品が完成しました。数種類の蘭を組み合わせた作品や、ベルテッセンを使った涼しげな作品、穴だらけのサボテンを用いた作品、緑多く白を基調としたどの作品にも初夏のさわやかな雰囲気を感じました。他にもベースにアートを使用、ベースは生花にアートを使ったブーケ2点を比較した作品もあり、見ごたえ充分な素敵な時間でした。終了後は作品の抽選会を行いました。
記/柴田恵理子
東大島文化センター(江東区)にて、奥山幾代子名誉本部講師を迎え、植物+αで季節を感じるアレンジメントを制作しました。「日本ではきれいに片づけてから花を飾るけれど、欧州では本や食器・小物などの生活用品もディスプレイして生活を飾る」という講義に加え、講習会ではガラスチューブやかご・海砂・アーティフィシャル・木の実・フェルトなど身近な物を利用した、秋らしい作品が歓声しました。植物や木の実などの飾り物を変えれば、クリスマスやお正月にも対応できるとのこと。講師の話は生活と花がとても密着した、新しく有意義な内容でした。和やかな雰囲気の中、楽しくレクチャーを受けられた1日でした。
記/松丸葉子
国際ファッションセンター(墨田区)において、平成30年度城東支部総会及び付帯事業を開催しました。総会では、予算・決算の報告と審議事項の承認がされ、本部出向役員の白石由紀子専務理事より本部施策説明がありました。
付帯事業では、 TV出演や書籍を多数出版している「清紫会」新・作法学院学院長の近藤珠實氏を講師に迎え「挨拶の仕方から手紙まで 心得ておくべきマナー」の講演会を行いました。参加者は、お辞儀の角度や生徒への接し方、美しい動作を音楽に合わせて体を動かす「お作法ダンス」を楽しく学んでいました。また、手紙の書き方のレクチャーもあり、講師の話がとてもおもしろく、会場は終始笑い声に包まれ、マナーについて楽しく学ぶ機会となりました。
記/谷川木菜里
東大島文化センター(江東区)にて、NFDインドアガーデニングインストラクター養成講師でもある中村良美名誉本部講師を迎え「ガラスの中の小さな物語~苔テラリウムの世界~」をテーマに、講習会を行いました。細かな作業に手こずりながらも、苔やフィギュアの配置を楽しみ、それぞれの素敵な小さな物語が完成しました。
記/谷川木菜里