豊科交流学習センター「きぼう」(安曇野市)にて、「秋の講習会及びコンテスト」を開催しました。講習会には磯部健司NFD講師を迎え、「基本セオリーがわかる花のデザイン」をテーマとして、田舎風の花材や資材を使い、現代的な表現を学びました。参考作品として、アンバランスさや僅かな違和感をアレンジメントに加えた作品が披露されました。実際の制作では、ひまわりの表情を意識しながら、隣同士が違う顔に見えるようにすると動きが出るとのアドバイスがありました。また、僅かな違和感をだすために、ドライフラワーや自然素材の造作物をアレンジに加える、花材にアイシャドーで色付けする等、実践的なテクニックの説明もあり、参加者は理論を踏まえた作品を制作することが出来ました。コンテストでは「菊を使って ~重陽の節句にちなんで~」をテーマとした力作がたくさん並びました。山崎泰子コンテスト審査員からは「身近にある器や資材を作品に取り入れるなど創意工夫が見られ、どの作品も完成度が髙かった」との嬉しい講評があり、大変有意義な時間となりました。
記/山辺奈美