「共生」とは、花材やアレンジメントをただ飾るのではなく、
美しさや楽しさが増す、何かの要素を取り入れることです。
初夏! 緑が一番目に沁みる季節です。
道端の雑草まで爽やかで美しく見えます。
庭の果樹や木々の新芽も元気をくれます。
今回はフトイの小さな枠の中に、初夏の爽やかさを表現してみました。
静的な枠の上に、音符を置くことで楽しく動きを出しました。
花もグリーンも白に ビビッドカラーを少し混ぜたトレンドカラーの「ペールトーン」で仕上げました。
<使用花材>
フトイ、ウイキョウ、リョウブ、ミント、ヒューケラ、ダスティーミラー、クレマチス、バラ、ビバーナム・スノーボール、デルフィニウム など
<使用資材>
花器、吸水フォーム、竹串、石、オーナメント(木製音符)
<作り方>
1. フトイ5本を竹串で留め、同じものを2パーツ作る。
2. 1.でつくったフトイのパーツを左右から吸水フォームに挿す。
3. 2.を器のふちに添わせて、5本のフトイをランダムな四角になるように折り曲げる。反対側も同様。
4. 器の上で10本のフトイを竹串で3〜4カ所留める。
5. 道端の景観を思わせるようにグリーンを入れて、小花を挿す。
6. トクサの上に音符を挿し留める。
Flower Designer
宮迫真芳 MIYASAKO Masayoshi
NFD本部講師 広島県支部
花ファッションデザインチーム