秋も深まる季節、宝山ホール(鹿児島市)にて紙版画家・デザイナー・美術講師である中原みお氏を講師に迎え、講習会「観察する芽を育てるデッサン講座」を開催しました。コロナ禍で支部事業が中止になる中、久しぶりの開催となりました。本格的なデッサンの基礎講座に、参加者は熱心に鉛筆と消しゴムでデッサンに取り組み、会場が静まり返るほどでした。課題は1本のガーベラを印影をつけながら描いていくこと。これほどまでにガーベラを見つめたことはないというくらい集中していました。デッサンの奥深さとフラワーデザインには不可欠なものと再認識し、今後のフラワーデザイン活動に役立つような講習会でした。以前より要望のあったデッサンの講習会は、達成感で笑顔が溢れ、充実した1日となりました。
記/的場雅人