コロナ禍という呼称がつくほど、生活スタイルも一変し、価値観もいろいろと変化してきました。
リモートだったり、おうち時間が長くなればなるほど、
人は自然を求めて 小さくても鉢植えの花を愛で、
澄んだ空の下で深呼吸したり、自分の中に小さな自然を取り込もうとしています。
今回の作品は、希望を持って明るく生きようという思いを込めて
無駄を省いて、スッキリと寿ぎの意を表現しました。
ダークカラーの木の枠を守るような、ミニコチョウランには
2022春夏トレンドカラーの薄く靄がかったようなブルーを吹きかけ、美しい空が戻ってくるよう期待を込めました。
<花材・資材>
マツ
コチョウラン
ナンテン
キンカン
木の根
吸水フォーム
花器
<手順>
器に薄く吸水フォームを敷き、小枝松を立方体になるよう高さに気をつけて詰めて立てる
静かな松の上に、力強い木の根を横たえる
花はミニコチョウラン一品種のみ
オーナメントはナンテンやキンカンの他に、和紙に墨を刷き、紅白の水引きで結び 新春らしさを演出しました
Flower Designer
宮迫 真芳 MIYASAKO Masayoshi
NFD本部講師 広島県支部
花ファッションデザインチーム