日増しに暖かくなり、早春の息吹を感じるこの頃。
球根の花が咲き始め、イースター(復活祭)をデザインするのにふさわしい季節です。
イースター(復活祭)とは、キリストの復活を祝う日。
春分後の満月の後の最初の日曜日。今年は4月12日!
盛大な礼拝が行われ、祭壇にはユリが飾られ、卵も供えられます。卵は生命の始まりの象徴であり、殻の中にいる時間を経て、殻を割って生まれてくるようすが、キリストの復活を表していることからシンボルとなっています。
今回は、イースターをモチーフに現代アートの要素を取り入れ、出会うはずのないリュウゼツランとマカロンカラーの卵、モールで作った鳥の脚、鳥の羽根を立体的なコラージュのように配置し、枯れている枝は鳥の尾をイメージして制作しました。
アッサンブラージュで、今風のイースターを表現しましょう~
*アッサンブラージュとは、コラージュやパピエ・コレの立体版で、「立体的なもの」を寄せ集め、積み上げたり、貼り付ける技法
<花材>
・テタテート
・ムスカリ
・アリッサム
・ワイヤープランツ
・ビオラ
・リュウゼツラン
・枯れ枝(2種)
<資材>
・卵の殻
・卵(アーティフィシャル)
・モール
・色紙(シール付き)
・マスキングテープ
・羽根
・アクリル絵の具
・ランの支柱
・花器
<手順>
・生卵に少し小さな穴をあけて中身を出します。中身を取り出した卵の殻と卵(アーティフィシャル)にアクリル絵の具で所々、マカロンカラーの色を付けます。
・卵の殻と卵(アーティフィシャル)に色紙をカットして貼り、その上をマスキングテープで所々貼る。モールで鳥の脚を作ります。
・枯れ枝を花器に挿し、リュウゼツランをセットします。
・リュウゼツランに卵を接着剤で付けます。特に上層部に卵を沢山使います。
・ポット苗の花を、卵の器に入れ、テタテートは、長めに使い表情を出します。
・リュウゼツランの裏面に枯れ枝がくるように付けます。
・枯れ枝の根の部分に鳥の羽根をのせ、枯れ枝の下の方に鳥の脚を付けて完成です。
REPORTER
平野 博美 Hiromi HIRANO
NFD名誉本部講師 兵庫県支部
花ファッションデザインチーム